株トレーダー瞬　開発ブログ

こんにちは。ディレクターの安藤です。
発売が近づくと、やはりドキドキします。
初回受注、オリジナルの第一弾としてはそれなりに頑張っているらしいとは
聞いているのですが…
やりこむと面白さが増すタイプのゲームになってる部分もあるので、
ジワ売れしてくれれば！と思っています。
さて、今回も前回に続いてシナリオの話を。

このゲームは章単位で構成されており、全部で１０章です。
（実はそれ以外にもあります）
おおむね、各章ごとに１つのエピソードで成り立っていて、
そのエピソードは実際に起きた事件等をヒントにしてるものもあります。
たとえば去年起きた、ライブドアショック。
ライブドアへの強制捜査を引き金とした相場全体の暴落ですが、
そのときに取引が殺到しすぎて、全銘柄の取引が停止されました。
それにヒントを得たエピソードが一つ。
また、ここ数年幾度となく話題となっているＴＯＢ。
ライブドアによるニッポン放送の買収、楽天によるＴＢＳ、明星食品、
最近ではブルドックソースなど、枚挙にいとまがありません。
株トレーダー瞬の中で乗っ取られるのは……一体どんな会社なんでしょうね。
もちろんそれに並行して、瞬、奈良崎、花子、各者各様のドラマも展開されます。
なんだかんだで、自分はドラマに関してはストレートなものが好きだったりします。
古き良きジャンプ乗りとでも言うのでしょうか…
（『男塾』や『北斗の拳』『ドラゴンボール』等は今でもたまに読んでいます）
株という、複雑怪奇ともいえる世界に、少年漫画的なドラマを持ってきて
はまるのかどうか、当初は多少悩んだりもしたんですが、
今ではそれなりに上手くまとめられたと思っています。

今回はデモの絵コンテを一部掲載したいと思います。
コンテを最初に見たとき、これだ！というキモチがありました。
”株”と”少年漫画”を結ぶ演出を、いい落としどころに持ってきてくれているな、と。
私自身は絵が描けないので、企画意図を汲んでカタチにしてくれるスタッフがいたのは
ありがたいことでした。
１つは幼少時代の瞬と父親。もう１つは物思いに沈んだ瞬。
ゲーム中のどの場面に使われるかは、ぜひぜひ、実際のプレイで確かめてください。